「デザインの学校を出ていないと、デザイナーになるのは難しい」
そう思っていませんか?
私も同じ不安を抱えていました。特別な学歴もなく、デザインスクールに通ったこともない。そんな私が、今はデザイナーとして働いています。しかも制作会社ではなく、企業内のインハウスデザイナーという働き方を選びました。
この記事では、学校を出ていなくてもデザイナーになれるのか?そして制作会社ではなくインハウスを選んだ理由を、私の体験談を交えながらお話しします。
デザインの学校を出ていなくてもデザイナーになれる理由
独学やオンライン教材でスキルを身につけられる
デザインの基礎は、学校に通わなくても学べます。
Adobe公式チュートリアル、YouTube、Udemyなど、オンライン教材は非常に充実しています。
私も最初は、書籍とSNSにあがっているバナー作成チャレンジなどに取り組み、PhotoshopやIllustratorを独学しました。簡単なバナーやチラシを作りながら、操作を徐々に覚えていきました。
実際に手を動かして何かを作れば、ポートフォリオに載せることもできます。独学でも形にできれば、採用担当者にスキルを示すことが可能です。
実際に私も一番最初のデザイナー転職のポートフォリオに載せたのは架空のバナーとサイトでした!
ポートフォリオには制作物の意図や考え方を伝えることが大切
「ポートフォリオって難しそう…」と思うかもしれませんが、未経験であれば基礎がしっかりと反映されているデザインを載せるのが良いです。
私は制作物を載せたら、必ずデザインの意図や工夫を書き添えるようにしました。
採用担当者はデザインスキルはもちろんですが、それ以上に考え方や意図を伝えられるかを見ていると思います。実際の現場では、なぜこのデザインなのかを説明する場面が多々ありますので、人に伝える技術はとても大切です!
制作会社よりインハウスデザイナーをおすすめする理由
特に、子育て中の方、30代以降の方にはインハウスデザイナーが良いのではないかと個人的には思っています。
制作会社は即戦力が求められる
制作会社は案件の数が多く、納期も短いため、入社したその日から高いスキルを発揮できることが求められます。スクール未卒・未経験の場合、学んだことを実務で即活かすのは簡単ではありません。慣れるまでに大きなプレッシャーを感じることが多く、挫折してしまう人も少なくありません。
実を言うと、私もそのうちの一人でした。必死で転職活動をして、手にした制作会社での仕事ですが、一ヶ月で退職をしてしまいました・・・。
インハウスは他部署との連携が重視される
一方で、企業のインハウスデザイナーは自社のサービスや商品に関わるため、制作会社ほどスピードや即戦力は重視されません。どちらかと言うと、社内の人とのコミュニケーションが大切だと思っています。
もちろん納期もありますが、コントロールしやすいです。
安定した環境でスキルを伸ばせる
インハウスは給与や残業が少ないなど、勤務時間が安定しており、長期的にスキルを伸ばせる環境が整っています。急な案件や短納期に追われることが少ないため、自分のペースでデザイン力を磨きつつ、キャリアを広げることができます。未経験やスクール未卒でも、安心して挑戦できる選択肢として非常におすすめです。
デザインだけでなく、マーケティングやライティングなどのスキルも必要になってくるので、様々なスキルを組み合わせて働ける楽しさもあります。
私がデザインの学校に通わずインハウスデザイナーになった方法
デザインソフトの基礎スキルは独学で学んだ
私はデザインスクールに通ったことはありませんが、Adobe公式チュートリアルやテキストを活用してPhotoshopやIllustratorの基礎を身につけました。それにプラスして、実際にバナーやチラシを作って手を動かすことで、操作感を覚えました。最初は小さな作品でも、とんでもない時間がかかり、一つのバナーをつくるのに数日かかるなんてことは当たり前でした。
繰り返し作ることで徐々にスピードもあがり、ポートフォリオとして形にすることができました。
ポートフォリオはシンプルでも大丈夫
未経験の場合、複雑な作品でなくても構いません。私は「自分の好きな商品を紹介する架空のチラシ」や「SNS用のバナー」を作り、1つ1つに簡単な説明を添えました。採用担当者に伝わるのはおしゃれな雰囲気のある制作物よりも、考え方や意図が分かる作品です。シンプルでも意図が明確なら十分評価されます。
求人の探し方と応募の工夫
インハウスデザイナーの求人を探すときは、「社内デザイナー」「広報・デザイン担当」「インハウスデザイナー」といった言葉で検索しました。応募書類では、【スキル不足補うために勉強をし続ける】という意欲を前面に出すと印象が良くなります。未経験でも、前向きな姿勢を示すことが、採用への近道です。
学校を出ていなくても働き方で道は広がる
デザインの学校を出ていなくても、デザイナーになる道は確かにあります。
私自身、スクール未卒・未経験の状態から、スキルを身につけ、インハウスデザイナーとして働いています。ポイントは、学歴や華やかな経歴にこだわらず、自分に合った働き方を選ぶことです。
インハウスは広報やマーケティングなど他分野にも触れられるため、将来的なキャリアの幅も自分次第でいくらでも広げられます。
ただし求人はこまめにチェックするのは忘れずに!気になる企業には積極的に応募する事をおすすめします!
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